海と山に囲まれた鹿児島県北西部、薩摩川内に蔵を構える山元酒造。
今回の原酒はコガネセンガン、さらに薩州霊山「冠嶽山」麓の湧水を使用し仕込まれました。
華やかな芋の風味と芋の繊維質までも感じ取ることのできるどっしりとした風味と甘みが特徴。
通常は36度以上の無加水であれば原酒を謳えますが、自社基準が37度以上からということで
今回は「無加水」のみで表示しています。
約30種類のサンプル酒の中で一際異彩を放っていた芋の繊維質までも感じさせる酒。
五代の原酒表示基準は37度からなので今回は無加水で表示。
《山元酒造栞より》
容器は・・・高温焼成のオリジナル壺
今回容器に使用の壺は、岐阜県多治見で作成した日本名門酒会オリジナルの型です。
1200℃以上の高温で焼かれた陶器からは微量な遠赤外線が出るといわれ、さらに、お酒に与える温度変化が少ないため長期間の熟成により、お酒の味がまろやかになると言われています。是非お試しください。
栓は・・・密閉性の高い国産コルク
コルク栓は新開発の圧縮コルクを使用。木の皮を粉砕し樹脂で固めたものです。
シリコンと違いお酒などに溶けることはなく食品衛生法もクリアしております。また、天然コルクに比べ折れにくく、さらに空洞もなく漏れもありません。
荷姿は・・・段ボール箱入り
先日はこのブログで息子が「森伊蔵」をプレゼントしてくれたと書きましたが、今日はもうひとりの息子が「さつま五代 無加水 壺入り」をプレゼントしてくれました。
この「さつま五代」は常圧蒸留で作りだした芋の甘い風味がどっしりとしてる焼酎で、お湯割だと甘さと香りがぐんと引き立つ甘口の芋焼酎のようです。
「さつま五代」の名前の云われは、山元酒造さんのホームページに、新田神社の守護神である五大尊明王の「五大」が転化し、この地はやがて「五代」の名称で親しまれるようになりました。
この「五代」の名に因んで命名された焼酎が「五代」です。ロマンあふれる銘酒誕生の歴史です。・・・、と書かれていました。
生で飲んでみると、軽やかな芋の薫りが立ち、口の中でまろやかな甘味がパ〜ッと広がります。 後味も爽やかで生でグイグイ行けそうです。
ロックにすると飲みやすくはなりますが、生で感じたまろやかな甘さがやや減退するような気がします。
お勧めのお湯割りにすると、華やかな薫りと共に軽快でふくよかな甘さが引き立ち、後味にもサッパリとした旨味が広がります。
この焼酎は個性という面では若干物足りないと感じるかも知れませんが、毎日気軽に呑める焼酎として甘口のところがが精神面や身体の疲れを癒してくれるように思います。
また、肉などの結構脂っこい料理にもよく合いそうな味わいであり、様々なな料理に合わせてくれて、食卓を愉快にしてくれそうな焼酎だと思います。
薩摩の風土に合致した、飽きの来ない秀逸な味わいは、あらゆる飲み方を想定して造り出された焼酎だと感じましたが、個人的にはやはり原酒の味わいを楽しめるストレートが好きです。
銘柄:さつま五代 無加水
かな:さつまごだい むかすい
原料:甘薯・米麹
使用麹:
蒸留方法:常圧
アルコール度数:36 度
貯蔵方法:ステンレスタンク
貯蔵年数:2年間
容量:1800ml
価格:8,000円
蔵元:山元酒造株式会社
郵便番号:895-0066
住所:鹿児島県薩摩川内市五代町2725番地
電話番号:0996-25-2424
FAX番号 :0996-25-2423