珊瑚は、タンクで1年貯蔵した無色透明の焼酎です。
黒糖焼酎本来のあまい香りとすっきりとした味わいが特徴で、1次2次をカメで仕込み常圧で蒸留した昔ながらの製法で造った黒糖焼酎です。
珊瑚はレギュラー焼酎として幅広い年齢層に愛飲していただいている焼酎で、その特性をしっかり感じさせてくれると同時に、主原料の黒糖が”甘み”と”コク”を創出し、より一層”おいしさ”を演出してくれます。
珊瑚は平成24年酒造年度鹿児島県本格焼酎鑑評会にて、総裁賞代表受賞いたしました。 (西平酒造HPより)
美しい海と珊瑚礁に囲まれた自然豊かな奄美大島の特産品のひとつ「黒糖焼酎」は、奄美大島、喜界島、徳之島、沖永良部島、与論島の5島からなる奄美諸島でしか製造が出来ない焼酎で、まさしく黒糖焼酎は「島の宝」だそです。黒糖焼酎はその名のとおり黒糖を原料にして造られた蒸留酒で、主原料の「黒糖」は、カルシウムが白砂糖の240倍、鉄分は47倍も含まれており、ミネラルも豊富に含まれているそうです。奄美大島では、黒糖を「薬膳」と呼ばれており、奄美の人たちが長寿で若々しく元気なのは黒糖を毎日食べているからとも言われています。その黒糖から造られた黒糖焼酎は大変注目を浴びているお酒です。奄美諸島には黒糖焼酎の蔵元が18蔵あります。その一つの昭和2年創業の西平酒造は、従業員7名と小さな蔵元ですが黒糖焼酎「加那」も有名です。「加那」は樫樽で貯蔵されますがこの「珊瑚」はタンクで貯蔵されています。話が逸れますが西酒造の「悠々加那伝説」という黒糖焼酎は700ml瓶ですが価格が30,000円もします。昭和53年(1978)に製造・貯蔵され28年間熟成貯蔵された古酒とのことですが、どのような味がするのでしょうか。限定3,000本の出荷だそうですので入手もきっと難しいでしょうね。
さて、「珊瑚」ですが、青い空と海をイメージした背景に、銀色の珊瑚の文字が印象的なラベルです。黒糖焼酎のなかでは珍しく黒糖の香りが少ない焼酎です。ドライな仕上がりでキレのよさがあります。ほんのりと甘くすっきりと爽やかな味わいに仕上がっており、コクが後からゆっくりと感じられるとてもバランスのよさは女性の方にもお勧めできる黒糖焼酎だと思います。この「珊瑚」は、食事と一緒に呑むよりも食後にロックで後味のスッキリさを楽しみつつ呑むのが好いと思います。この焼酎は出荷量が少なく、なかなか手に入りにくいようですので見かけられたら即購入をお勧めします。
銘柄:珊瑚
かな:さんご
原料:黒糖・米麹(国産米)
使用麹:黒麹
蒸留方法:常圧
アルコール度数:30度
貯蔵方法:タンク
貯蔵年数:1年
容量:1,800ml
価格:2,080円
蔵元:西平酒造株式会社
郵便番号:894-0012
住所:鹿児島県奄美市名瀬小俣町11番12号
電話番号:0997-52-0171
FAX番号:0997-52-3006