本格焼酎 【長期熟成貯蔵】 那由多の刻 雲海製のそば焼酎です。
十、百、千、万、億、兆…、那由多…。眠りに就いたのはいつのことだったのか。
途方もなく長い夢を見ていたような、ほんの短い微睡(まどろ)みだったような・・・。
時と名水と素材の絶妙のブレンド。熟成の深い薫りと風味が酔わせます。 《表ラベルより》
この焼酎「那由他の刻」は『なゆたのとき』と読みます。
『なゆた』って、、、はてなんだろう??
実はこの焼酎、スーパーの棚にあったのをろくに確かめもせずに買いました。第一印象は面白いというか変わった名前だなぁ、そしてちょっとウィスキーみたいだな・・・と思ってつい手が伸びてしまったのです。
ですから「那由多の刻」がそば焼酎だとはまったく知らなくて、ラベルを読んでびっくりした次第です。ウィスキーのようだと書きましたが、黄金色のように輝いてはいないものの、ちょっと黄色を帯びていて焼酎にしては珍しい色合いでした。
そして「那由多」とは、、、 ラベルには、十、百、千、万、億、兆・・、那由多・・と書いてあります。 そう、那由多とは数の単位なのでしょうか。あわてて広辞苑を広げてみると・・・『梵語(ぼんご)、阿由多の百倍、極めて大きな数量。千億に当たるという。』・・・どうやら梵語にある言葉で非常に大きな数を言うようです・・・凡人の私には知る由もありません。で、このそば焼酎の名前の由来は、非常に長い間熟成貯蔵をしているから付けたとのことです。
那由多(なゆた)とは数の単位で10の60乗のことです。数の単位は一十百千万・・・億兆京・・・と増えていき、非常に大きな数を表す単位として、 極(ごく)=10の48乗、 恒河沙(こうがしゃ)=10の52乗、 阿僧祇(あそうぎ)=10の56乗、 那由他(なゆた)=10の60乗、 不可思議(ふかしぎ)=10の64乗、 無量大数(むりょうたいすう)=10の68乗)となるそうです。でも長期熟成貯蔵で、このような黄色いウィスキーのような色合いがでるのでしょうか?
そこで雲海酒造(全国区のそば焼酎「雲海」の醸造元)のホームページをのぞいてみました。それによると、このそば焼酎は「高千穂にあるトンネルを利用した貯蔵庫で樫樽に入れて長期熟成した」とのこと。つまりウィスキーのような黄色味は樫樽貯蔵によるものだったのです。・・・これで納得できました。
さてこうした特徴のあるそば焼酎はどのような味わいなのでしょうか?封を切るとほんの少し甘い香りがする程度で、ほとんど匂いがありません。そのまま飲んでも刺激が無くてまろやかです。これが長期熟成の効果なのでしょうか・・・。口当たりが良くてほのかな香り、まるで奥ゆかしい女性のような・・・、呑み始めたら止まらなくなっていました。
銘柄:那由多の刻
かな:なゆたのとき
原料:そば・麦麹・米
使用麹:
蒸留方法:常圧
アルコール度数:25 度
貯蔵方法:
貯蔵年数:長期熟成貯蔵
容量:720ml
価格:1,260円
蔵元:雲海酒造株式会社 五ヶ瀬第2工場
郵便番号:882-1203
住所:宮崎県西臼杵郡五ヶ瀬町大字三ヶ所1275番地
電話番号:0985-23-7830
FAX番号: