秋の深まりとともに見つけた焼酎。それがこの「紅とんぼ」です。
なにか秋を感じさせるイメージに惹かれました。
ラベルといい、化粧箱といい、とても焼酎とは思えない・・・です。
昨今、焼酎業界も「赤」や「紅」がブームです。
それに「芋全量」タイプもどんどん出てきています。
(先日の「吉助」もそうでした。)
その流れにのり、この「紅とんぼ」も「甘み」や「香り」がとてもいい
といわれる「アヤムラサキ」を使っています。
そのポリシーをより深めるために・・つまり「香りの探求」という構想から芋は「アヤムラサキ」
になったそうですが、蔵元はもっとこだわりました。麹米の精米歩合を高めたのです。
このことにより香りの天敵である「脂肪酸」を極力取り払うことができました。
精米歩合を高めていくなんて・・まるで日本酒の世界ですね。
精米歩合の割合による「吟醸」「大吟醸」の差別化があるように、
ほんとに「こだわってみた!」そんな焼酎なのです。
とにかく余計なものは極力取り払い、麹をより強く育ててみる・・そして もろみも低温発酵させる。
造り手のみなさんのチャレンジ&スピリット精神なのでしょうね。
焼酎において香りとはファーストイメージを担います。ほんとに大事な要素です。
その香りを味わいながら、咽を潤い流れる奥深い芋焼酎の味わい・・。
ツウに言わせれば・・「至福の時」を感じる前の序章なんでしょうね。
紫芋で仕込み、さらにそのもろみを低温で発酵管理することにより、
ふわりと漂う芳醇な香りと甘さが魅力の焼酎に仕上がっていると感じました。
銘柄:紅とんぼ
かな:べにとんぼ
原料:薩摩芋(あやむらさき)・米麹
麹:白麹
蒸留:常圧
アルコール度数:25 度
蔵元:小鹿酒造株式会社
郵便番号:893-1101
住所:鹿児島県鹿屋市吾平町上名7312番地
電話番号:0994-58-7171
FAX番号 :0994-58-8363