明治44(1911)年創業の蔵で、地元の田口地区の人々が呑む焼酎を造る蔵としての田口酒造場が始まりです。
創業時から蔵に伝わっている甕壷は、全部で54本だが一つ一つ色も形も違う日本製の和甕を使っています。これは柔らかな風味に仕上げるという蔵元の拘りだそうです。霧島町は人口5000人の小さな農村ですが、1000mを越える山々が連なり、火口湖が背観に彩りをそえる風光明媚な町です。霧島町蒸留所は、町の中心部と鹿児島県最大の神社「霧島神社」のほぼ中間のところにあります。蔵の背後には高千穂連山がそびえ、美しい霧島川が流れるといった自然環境の豊かなところにあります。蔵の能力は年間800石ほどと鹿児島県ではもっとも小さな蔵の一つです。でも、小さな蔵だからこそ農村の魂と汗の結晶であるさつま芋と米、そして霧島山系の清水を使って生まれた「明るい農村」は、やや辛口ながらコクのある焼酎です。
芋焼酎は蒸留過程で「初垂れ(ハツダレ)」「中垂れ(ナカダレ)」「末垂れ(スエダレ)」の順に出てきます。蒸留を始めて最初に出てくる部分を「ハツダレ」と言ってアルコール度数が非常に高く加水する前のアルコール度数は70度位で、それを薄めて44度にしています。またこの部分は度数が高いだけではなく焼酎の旨味がぎっしりと詰まっています。1500kgの赤芋からわずか10ℓしか取れない稀少な赤芋のハツダレが「赤芋 ハツダレ 明るい農村」です。
口に含むと、度数の高さよりも赤芋特有のやわらかな甘みとフルーティーな香りが口いっぱいに広がります。このハツダレも冷凍庫でギンギンに冷やして呑むのがお勧めです。
暑い日中での仕事を終え、風呂あがりに冷たいハツダレで喉を潤す。まさに至福のひとときです。
銘柄:ハツダレ 明るい農村
かな:はつだれ あかるいのうそん
原料:綾紫(甘藷農林47号)・米麹
使用麹:
蒸留方法:
アルコール度数:44度
貯蔵方法:
熟成期間:
容量:300ml
価格:2,500円
蔵元:株式会社霧島町蒸留所
郵便番号:899-4201
住所:鹿児島県霧島町霧島田口564番地1
電話番号:0995-57-0865
FAX番号:0995-57-0865